最期にできること

先週、入院していたおじいちゃん(義父)が
亡くなった

享年78才

2年前にすい臓癌と診断され
余命半年と言われていたけど
幸いにも、高齢だったから
進行が遅かったらしい



葬儀と初七日が終わり
少しは落ち着いたけど

まだ、ごあいさつや
いろいろな手続きが残っていて
四十九日までは
慌ただしい



世の中には
(というか私の身近にも)
霊の存在を信じない人は多い


私は見えたりするわけじゃないけど
否定はしない


理屈では説明できない
霊的で不思議なできごとが
何回かあったり


霊に敏感なお友達もいて
怖い話もいろいろ聞く


霊能者の知人がいるので
何かあったときは
アドバイスしてもらえるから
ありがたい




10年前、実の父も
癌で亡くしているのだけど


お通夜が終わって
家族で夜通し
ロウソクとお線香の
お守りをしていたとき


何度か私の名前を呼ぶ
父の声を聞いた


というか耳からではなく
頭の中に響いた
といった方が正しいかも


当時4才だったムスコちゃんは
当然寝ていたけど、翌朝起きたとき


『おじいちゃんがバイバイって言ったよ』
と私に話してくれた


あなたも聞こえたんだ~
と秘かにうれしかった




私が付き添った日の夜中に
おじいちゃんは息をひきとった


それまでの1週間
人間の体が
少しずつ機能しなくなる様子を
リアルタイムでみていた


容態が急変して
みんなを呼んだけど
誰も間に合わなくて


看取ったのは
私と看護師さんの2人だけ


最期は呼吸がだんだん浅くなって
脈拍や血圧も測れなくなり
呼びかけにも反応しなくなった

呼吸が止まり
機械をみたら
まっすぐな線
心拍数はゼロ

自分でも不思議だけど
すごく冷静に

心臓が止まったんだ

って思った


それは想像していたよりも
あっけなかった



亡くなった人の魂は霊となって
四十九日が済むまで
家族や親戚、知人のところを
訪問するらしい


うちにも来ているよね、きっと
最期に伝えた言葉
聞こえたかわからないから
もう一度言っておこう

おじいちゃん、ありがとね


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